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3Dプリント① 3Dプリンタにトラブル発生
3Dプリンタ(QIDI TECH X-MANII)が故障したかも。サポートに問い合わせたら交換用エクストルーダを送ってくれた。

3Dプリント

QIDI TECH 製 X-MAXⅡ

先月、Amazonでとうとう3Dプリンタを購入しました。最安値のものよりかは少し高額でしたが商品レビューが良かったため、QIDI TECH 製 の 「X-MAX」にしました。いざ届いてみると少し商品名が異なり「X-MAXⅡ」となっていました。まぁ、最新バージョンが来たということなのでラッキーです。

X-MAXⅡの写真
扉を開けて中をみた写真
上から覗いた写真

この3Dプリンタの良いところは、WIFI経由で印刷データを送信できることです。比較的印刷精度もよいのではないかと思います。付属の印刷ソフトQIDI Printは、サポート材設定ができるので、サポートにチェックを付けるだけでサポート材が出力されます。これは非常に気に入ってます。

いきなり印刷できなくなった

本日、印刷データを送信してしばらくしたらガタガタと変な音がしていたので、扉を開けてみると印刷物が途中までで止まっており、ノズルから全くフィラメント(材料)が送り出されていないことに気が付きました。

慌てて止めて、材料交換メニューを押してみると「材料破損検出」と出ていました。(この表示は正常な時でも出ているものでした・・・)

材料破損検出

フィラメントを押してみたり、抜いてみたり、温度を上げてみたり、送り出ししてみたりしましたが、問題が解決しませんでした。

ノズルにフィラメントが固まってついている様子

分解してみる

仕方なくエクストルーダを分解してフィラメントの詰まり具合を確認してみることにしました。3Dプリンタの部品を分解するのは初めてです。(家電製品もあまり分解した経験ないです)

インターネットで検索してみると3Dプリンタの解体方法は、たくさん見つかりました。しかし、X-MAXのものは、あってもX-MAXⅡのものは、ありませんでした。そこでX-MAXのやり方を見本に分解してみました。

エクストルーダのカバーを取り外す

まずはカバーを取り外します。付属ツールを使って外します。

分解時に使う工具(3Dプリンタに付属)
カバーを外す写真
下から覗いて外すネジ部分

写真の黄色丸で囲ったところにあるネジを外します。

取り外した部品
追加で外すネジ部分1
追加で外すネジ部分2

X-MANの取り外し説明には書いてありませんでしたが、X-MANⅡだと隠れたネジがもう2つあるのでこちらも取り外す必要があります。

本体とつながっているフラットケーブル
フラットケーブルを外した
エクストルーダ本体

本体を持ち上げて取り外しします。

外したエクストルーダ

フィラメントを取り除く

ノズル部分を取り外します。(ノズルそのものが六角ボルトの形なんですね)

ノズルを外している

ノズルは相当硬かったです。上の写真のように他の部品が動かないように2つの工具で外す必要がありました。

ノズルの奥にもフィラメントが詰まっていた
モータ部分を外す

ノズルの奥の状態を確認するため黄色丸おネジを外してモータ部分を取り外します。

奥にもフィラメントが残っている
こちら側は取り除けた

詰まっていたフィラメントを取り除こうと悪戦苦闘しましたが、すべてを取り除くことはできませんでした。

自力では限界、サポートに問い合わせました

取り除けなかったのでノズル部分は新品と交換して再度、部品を取り付けて、送り出し等を行いましたが、状態は改善されず、結果、サポートに問い合わせしました。(なんじゃそれ)

今回のブログは、X-MAXⅡのエクストルーダの外し方の説明になりました。

サポートから回答がありました

どうも現象としては、ホットエンドにフィラメントが詰まっているようです。ノズルを温めて、熱で押し出すようですが、ノズルの随分手前で詰まっているので、どれだけ力を入れて押し込んでもノズルに押し込むことが出来ませんでした。

今回は、エクストルーダを交換することにしました。少しの間、3Dプリンタ印刷は休憩です。

エクストルーダの交換

QIDI TECH から交換部品が届いたので実際に交換作業をしてみます。案外、緑色のゴム枠部分のマイナスドライバでの白色ケーブル交換に苦労しました。

エクストルーダ交換画像①

右側の白基盤から赤黄青コネクタの基盤に交換します。

コネクタを外す

コネクタをすべて外します。

結束ケーブルを切断

結束ケーブルを切断して、交換用の基盤を取り付けます。元の基盤についているスペーサに注意が必要です。交換用の基盤に再度使います。(後でホットエンド交換時に気づきましたが基盤交換では結束ケーブルの切断は不要で、ホットエンド交換時に必要なことが分かりました)

基板交換後
結束ケーブルの取り付け

結束ケーブルを取り付けてエクストルーダの完成です。

ホットエンドの交換

QIDI TECH のサポート(リンダさん)から交換用のホットエンドが来たので元々のエクストルーダの詰まったホットエンドを交換したいと思います。

交換前にエクストルーダを分解した写真

ホットエンドが詰まって、フィラメントが取り除けないということを相談したら交換パーツを送って頂けました。(ありがたや)

新旧ホットエンドの写真
旧ホットエンドに詰まったフィラメント

この写真のようにフィラメントが頑丈に詰まってしまい、ピンで押しても全くビクともしません。

交換して繋いだ箇所

まず、Aの部分を新しいホットエンドから伸びている白いケーブルと繋ぎます。このマイナスドライバは、かなり硬いです。また、このサイズに合うマイナスドライバも手元にはなく、ホームセンターで買ってきて取り付けました。次にBの部分は、ファンの後ろを回して取り付けました。

交換したエクストルーダを使って印刷を再開することが出来ました。(サポートさん感謝です)

フィラメントの変更(これで解決)

その後、印刷を再開しましたが、すぐに詰まる現象が再発しました。また、印刷失敗率が高いのです。

  • フィラメントが詰まって印刷中に材料供給がストップする。
  • 印刷したものがビルドプレートから印刷中に造形物が剥がれる。
  • 酷い歪みが生じて使い物にならなくなる
  • サポート材がぐちゃっとなる

これまで3Dプリンタ側の温度を変えたり、スティックのりを丹念に塗ったりして、何度も印刷しましたが、使えるものがなかなか印刷することが出来ません。試行錯誤しているうちに最初のフィラメントがなくなってしまったので、追加の注文をしようとして思い至りましたが、ふと、これフィラメント(材料)にも原因あったりするのでは?と気づきました。

そこで前回購入した「Pxmalion」のフィラメントの口コミをみたら結構酷評が多かったので、口コミを確認して、「eSUN」のフィラメントを購入しました。エクストルーダのフィラメントの詰まりを直して、新しいフィラメントに交換しました。

なんと、一発で印刷出来ました。前のフィラメントでそれまで印刷していた部品が4回連続で失敗していたので、一発成功には驚きました。また、いままでそういうものかと気にしていませんでしたが、フィラメント取り付け部分の作りがフィットしておらず、カッチリ取り付け出来ていなかったのですが、普通にぴったり取り付け出来ました。(つまり、挟み込む円盤の直径が6cmならPxmalionのフィラメントの中空洞の直径は5cmといった感じでアンバランスな状態で取り付けをしていましたが、eSunのフィラメントは直径6cmの円盤にピッタリフィットしたのです。)

以上

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